薄毛の原因としては血行不良というものがあります。血液の循環によって髪の毛に必要な栄養素が毛根にまで届き、それによって黒々とした髪の毛を維持することができます。それを妨げてしまうのがタバコとアルコールです。アルコールが体内に入ると、肝臓ではアルコールを分解しようとし、血液を循環させるというところまでは働きにくくなります。すると、血液の循環が悪くなり、髪の毛の栄養が行き渡らないということが言えます。また、アルコールの種類によっては糖分がかなり入っているものがあります。糖分は血をドロドロにさせてしまう効果があり、それが血行を損なわせる要因となります。意外と忘れがちなのがアルコールと一緒に食べるおつまみです。脂っこいものを一緒に食べると、皮脂の分泌が活発になり、頭皮の環境を悪化させます。こうしたことが絡み合うことで、女性であっても薄毛になってしまう可能性が出てくるのです。
さらにお酒と一緒にタバコを吸う人も注意が必要です。タバコもまた血行を悪化させる要因があります。タバコを吸うだけで皮膚の表面温度が数度落ちると言われています。これはニコチンが自律神経を刺激して興奮させるためで、それによって発汗を促し、結果として皮膚を冷やし、頭皮の環境を悪化させます。このようにタバコに含まれる有害物質が髪の毛にはよくないことも指摘されています。一方、ニコチンが切れることでイライラし始める喫煙者の人がいるように、そこでのストレスもまた髪の毛にはあまり良くありません。適量であればアルコールはそこまで問題はありません。むしろ量さえ守れば血行促進などにもつながり、健康にも寄与します。飲みすぎることで薄毛の原因になってしまうのです。そして、おつまみも髪の毛にいいものに変えることが大切です。この場合ではひじきなどの海藻類、豆腐や枝豆などの大豆系が効果的です。薄毛は女性には関係ないということはありません。男性はもちろん、女性もアルコールやタバコには注意が必要です。
アルコールやタバコは、頭皮環境を悪化させる原因になりますので、頭皮ニキビができやすくなることもあります。
